初値上昇率が0%~50%の銘柄でIPOセカンダリー投資をすると儲かるのか? その②

前回、3銘柄で「初値上昇率が0%~50%の銘柄」でIPOセカンダリー投資をしたら、儲けやすいのかを考えてみた。

結果、3銘柄とも、上場直後より株価が上昇していって、売るタイミングが多かったので、セカンダリー投資で儲けやすいと感じた。

しかし、銘柄数が少なかったので、本当に「初値上昇率が0%~50%の銘柄」が儲けやすいのか、少し疑問が残った。

そこで、今回は、新たにもう3銘柄の株価推移を見て、セカンダリー投資で儲けやすいのかを考えてみる。

事例1:「歯愛メディカル」の場合

歯愛メディカルは、2017年12月18日に上場している。このとき、公募価格は3,300円、初値は4,030円であるので、初値上昇率は+22%を超えている。

歯愛メディカルの上場後1ヶ月の株価推移を見ると、一時的に初値より低い値をつけているが、急上昇している。その後、横ばいになった後、また上昇していることがわかる。

ここで、上場後1ヶ月以内を見ると、初値より低い株価をつけているときと、高い株価をつけているときの両方がある。

そのため、単純に儲けやすかったとは言えないだろう。仮に儲けたとしても、5,000円前後の横ばいで推移しているときに、利益確定をした可能性が高い。

上場後、2ヶ月程度保有していれば、買ったときの2倍くらいの価格で売れていたかもしれないが、おそらくそこまで持っていられなかっただろう。

事例2:「HANATOUR JAPAN」の場合

HANATOUR JAPANは、2017年12月15日に上場している。このとき、公募価格は2,000円、初値は2,200円であるので、初値上昇率は+10%である。

HANATOUR JAPAN上場後1ヶ月の株価推移を見ると、2,100円前後の横ばいで推移していることがわかる。

上場1ヶ月以降を過ぎると、株価は急上昇している。しかし、上場1ヶ月以降の株価がどうなるかはわからないので、1ヶ月以内に売ることを考えている。

そうなると、1ヶ月以内で売るタイミングはなかったので、ほとんど儲ける機会はなかったと言える。

一方、初値に近い値で推移しているので、大きく損をしていたとも考えにくい。

つまり、この銘柄でセカンダリー投資をしたら、引き分けだったと考えられる。

事例3:「SGホールディングス〔佐川急便〕」の場合

SGホールディングス〔佐川急便〕は、2017年12月13日に上場している。このとき、公募価格は1,620円、初値は1,900円であるので、初値上昇率は+17%を超えている。

SGホールディングス〔佐川急便〕上場1ヶ月後の株価を見ると、全体的に上昇している。

しかも、初値より高い値から上昇が始まっているので、1ヶ月以内ならいつ売っても儲けることができたと言える。

ただ、儲け額はあまり大きくないので、セカンダリー投資に向いているとは、若干言い難い。

しかし、儲けやすかった銘柄であることには違いない。

まとめ

事例1:「歯愛メディカル」の場合、初値より低い値をつけていた時期もあったので、損をしていたかもしれない。1敗とする。

事例2:「HANATOUR JAPAN」の場合、上場1ヶ月間は、初値に近い値で株価が横ばいで推移していたので、儲ける機会はなかっただろう。同時に、大きな損もしなかったと考えられる。1引き分けとする。

事例3:「SGホールディングス〔佐川急便〕」の場合、上場1ヶ月以内であれば、いつ株を売っても儲かっていただろう。1勝とする。

まとめると、今回の3銘柄は、1勝1敗1引き分けである。

前回の3銘柄を含めると、4勝1敗1引き分けである。この結果は、予想していたより良い結果である。

やはり、初値が高くなり過ぎないのが、そのあと株価が上がりやすくなるのではないかと思う。