初値上昇率が0%~50%の銘柄でIPOセカンダリー投資をすると儲かるのか? その③

以前2回にわたり、「初値上昇率が0%~50%の銘柄」でIPOセカンダリー投資をすると儲かるのかを考えてみた。

結果、6銘柄で見たとき、4勝1敗1引き分けであった。この結果は、予想していたより良かった。

今回は、IPOセカンダリー投資で儲かりそうな「初値上昇率が0%~50%の銘柄」をもう少し見てみようと思う。

同じように良い結果になれば、次回からセカンダリー投資を実際にすることを考えてみたい。

事例1:「カチタス」の場合

カチタスは、2017年12月12日に上場している。このとき、公募価格は1,640円、初値は1,665円であるので、初値上昇率は+1%を超えている。

カチタスの上場後1ヶ月の株価推移を見ると、全体的に上昇している。

つまり、1ヶ月以内であれば、初値より高い株価で推移しているので、いつ売っても得をしていただろう。

このような銘柄がまさにIPOセカンダリー投資に向いていると言える。

また、上場後1ヶ月以降も株価は上昇している。つまり、もしかしたら、2、3ヶ月保有をしても得をするのかもしれない。

この銘柄をきっかけに、2、3ヶ月保有するセカンダリー投資も検討してみたい。次回は、他の銘柄でどのような結果が出るかを考えてみる。

事例2:「Casa」の場合

Casaは、2017年10月30日に上場している。このとき、公募価格は2,270円、初値は2,331円であるので、初値上昇率は+2%を超えている。

Casaの上場後1ヶ月の株価推移を見ると、上下しているように見えるが、実際にはあまり動いていない。

なぜなら、メモリが細かいので動いているように見えるが、実際は2,300円台~2,100円台を推移しているだけである。

この銘柄を上場後に買って、1ヶ月以内に売ろうとしても、おそらく儲からなかっただろう。同時に、損もほとんどでなかったと思う。なぜなら、株価があまり動いていないからだ。

つまり、上場後に株価が動かないので、この銘柄は、IPOセカンダリー投資には不向きだったと言える。

事例3:「ウェルビー」の場合

ウェルビーは、2017年10月5日に上場している。このとき、公募価格は2,580円、初値は3,305円であるので、初値上昇率は+28%を超えている。

ウェルビーの上場後1ヶ月の株価を見ると、初値より低い株価で推移している。

つまり、上場後に株を買って、1ヶ月以内で売ろうとしたら、損をしていただろう。

なぜなら、株価は上がったり下がったりはしているが、初値より低い値で動いているからである。

この銘柄は、2ヶ月目にしてようやく初値に近づいている。そして、3ヶ月保有をしていれば、多少利益がでただろう。

まとめ

事例1:「カチタス」の場合、上場後に株価が上昇していて、1ヶ月以内ならいつ株を売っても利益が出せただろう。1勝とする。

事例2:「Casa」の場合、上場1ヶ月間では、あまり株価が動いていない。1引き分けとする。

事例3:「ウェルビー」の場合、上場1ヶ月間は、初値より低い値で推移していたので、損をしていただろう。1敗とする。

まとめると、今回の3銘柄は、1勝1敗1引き分けである。

今までの結果をまとめると、5勝2敗2引き分けである。この結果は、予想していたより良い結果と言える。

つまり、「初値上昇率が0%~50%の銘柄」を1ヶ月以内に売る方法のセカンダリー投資は、ある程度勝率が高いと言える。