初値上昇率が300%を超えた銘柄でIPOセカンダリー投資をすると儲かるのか?

前回は、初値上昇率が200%以上の銘柄で、IPOセカンダリー投資で稼ぎやすいかを考えてみた。

初値上昇率が200%を超えた銘柄でIPOセカンダリー投資をすると儲かるのか?

結果、ヴィスコ・テクノロジーズとサインポストは儲ける機会がありそうだったが、UUUMを買っていたらおそらく損をしていた。つまり、2勝1敗が予想された。

以前、みらいワークスとの結果を合わせると3勝1敗になるので、まあまあ稼ぎやすいのではないかと考えられる。

今回は、初値上昇率が300%以上のときのセカンダリー投資についてもう少し深く考えてみたい。

以前、「エル・ティー・エス」でやったときは、初値上昇率が300%以上の銘柄は稼ぎにくいと感じた。

事例1:「トレードワークス」の場合

トレードワークスは、2017年11月29日に上場している。このとき、公募価格は2,200円、初値は13,600円であるので、初値上昇率は+518%を超えている。

画像は、SBI証券のチャートである。

トレードワークスの上場後の株価推移を見ると、初値がついたあと一時的に上昇しているが、その後は急落していることがわかる。

あまりにも急落具合が激しいので、早めに損切をしなかった場合は、大損をしていたことも考えられる。

もし、損切ができずに1ヶ月株を持っていたら、30万円くらいは損をしていた可能性が高い。

事例2:「ポエック」の場合

ポエックは、2017年11月28日に上場している。このとき、公募価格は750円、初値は3,280円であるので、初値上昇率は+337%を超えている。

ポエック上場後の株価推移を見ると、上場翌日に急落していることがわかる。

上場1ヶ月後の株価を見ても、初値を下回っている。それ以降、株価は急上昇していってようやく初値を超えている。

つまり、ポエックの場合は、我慢して株を持ち続けるが、儲けられたかもしれない。しかし、上場後1週間以内の株は急落しているので、怖くて損切をしているだろう。

そうなると、この株で儲けるのは難しかったのではないかと思う。

事例3:「ウォンテッドリー」

ウォンテッドリーは、2017年9月14日に上場している。このとき、公募価格は1,000円、初値は5,010円であるので、初値上昇率は+401%を超えている。

ウォンテッドリー上場後の株価推移を見ると、上場後は大幅に株価が下落している。

初値の半分くらいまで株が下がっているときもあり、買っていたらきっと後悔していただろう。

上場から2ヶ月くらい我慢して株を持つことができれば、株が上がっている時期もあるが、それでも初値には及ばない。

まとめ

今回は、初値上昇率が300%以上のときの銘柄でセカンダリー投資が儲けやすいかを考えてみた。

結果、トレードワークス、ポエック、ウォンテッドリーのいずれでも、上場後に株価が急落していて、買っていたら大損をしていただろう。

以前、「エル・ティー・エス」で考えたときも、株価が一時的に上昇後に急落していたので、儲けるのが難しかった。

つまり、今回の結果と合わせると、「初値上昇率が300%以上の銘柄」でのセカンダリー投資は4連敗になる。

具体例が十分にあるとは言えないが、おそらく「初値上昇率が300%以上の銘柄」は、上場後に株価が下がると言えるだろう。

これは、初値が一時的にバブルだっただけであり、その後が適正価格になったから、株価が下落したと考えられる。

IPOバブルに乗ろうと、上場後に株を買ってしまうと、大損する可能性が高いのではないか?

少なくとも、「初値上昇率が300%以上の銘柄」では、セカンダリー投資をやりたいとは思わなくなった。