「エル・ティー・エス」でIPOセカンダリー投資をしたら儲かってた?

前回、IPOが人気化しそうな銘柄を狙えば、IPOセカンダリー投資で儲けることができるのではないかと考え、「みらいワークス」を例にして検証してみた。

「みらいワークス」でIPOセカンダリー投資をしたら儲かってた?

結果、初値上場率が+200%以上の「みらいワークス」では、30万円~40万円くらいを儲けるチャンスがあったと思われる。

「初値上昇率が+300%」を超えたとき、IPOセカンダリー投資で儲けられるのかを考えてみたくなった。

以下の2つを仮説に挙げた。

仮説① 「初値上昇率が+200%以上」のIPO銘柄のように儲けやすい。

仮説②  初値が高すぎて株価が割高なので、後日に株価が下落していく可能性が高い。つまり、IPOセカンダリー投資しても、値上がりは期待できないので、儲けるのは難しい。

今回は、初値上昇率が+300%を超えた「エル・ティー・エス」を例に、この仮説を検証していこうと思う。

「エル・ティー・エス」の場合

エル・ティー・エスは、2017年12月14日に上場している。このとき、公募価格は680円、初値は2,810円であるので、初値上昇率は+313%を超えている。

前回のIPO銘柄との大きな違いは、初値上昇率である。「みらいワークス」の初値上昇率が+230%だったのに対して、「エル・ティー・エス」の初値上昇率は+313%を超えている。

つまり、「エル・ティー・エス」の方がより人気化したIPO銘柄と言える。

今回は、より人気化した銘柄ほど、IPOセカンダリー投資で儲けやすいのかに注目する。

エル・ティー・エス上場後の株価推移

画像は、GMOクリック証券のチャートである。

エル・ティー・エスの上場後の株価を見てみると、上場の翌日をピークに株価は急落している。

20日ぐらいから、リバウンドで株価がまた上昇するが、初値2,810円には及ばず、2,500円前後を推移している。

このとき、どのタイミング株を売れたかを考えたい。

エル・ティー・エス上場後の株価推移:売るタイミング

株を売るタイミングとして、理想的であったのは15日である。しかし、実際にはいつが株価のピークになるのかは誰もわからない。だから、株を売るタイミングを現実的に考えなければならない。

そうなると、2つのタイミングが考えられたのではないか?

現実① 株価が急落するとき

現実② 株価がリバウンドして、その後に下がっていくとき

これらのタイミングであれば、売ることは可能かもしれない。

しかし、どちらのタイミングで株を売っても損をしたことになる。なぜなら、2,800円台で買った株をそれ以下でしか売れないからである。

つまり、この銘柄に関して言えば、いつ株を売っても圧倒的に損する可能性の方が高かったわけだ。

このように、人気化し過ぎたIPO株は、初値を大きく超えることが難しいようである。

そうなると、仮説②が正しかったのかもしれない。

仮説②  初値が高すぎて株価が割高なので、後日に株価が下落していく可能性が高い。つまり、IPOセカンダリー投資しても、値上がりは期待できないので、儲けるのは難しい。

つまり、「初値上昇率が+300%」を超えたIPO銘柄でセカンダリー投資を行うのは、難しいと言える。

まとめ

今回は、「エル・ティー・エス」=「初値上昇率が+313%」の銘柄でIPOセカンダリー投資をしてみたら、儲かるかを考えてみた。

結果的には、「初値上昇率が+300%以上」の銘柄では、儲けるのが難しいことがわかった。

これまでの人気化した銘柄についてまとめると、以下のようになる。

前々回、ABホテル(初値上昇率が+100%以上)のとき、15万円~20万円くらいの儲けられたかもしれなかった。

前回、みらいワークス(初値上昇率が+200%以上)では、30万円~40万円くらいを儲けるチャンスがあったと考えられる。

今回、エル・ティー・エス(初値上昇率が+300%以上)では、数万円損する可能性の方が高かった。

このことから、初値上昇率が+100%~+250%くらいまでの銘柄がIPOセカンダリー投資で儲けやすいと考えられる。

次回は、もう少し人気化しなかった銘柄、つまり初値上昇率が+50%以上の銘柄について考えてみたい。